- 奥田毅:Webディレクタ
サプリと医薬品、どう違うの?
こんにちは、フレブルの「奥田」です。
サプリメントはドラッグストアではもちろんのこと、最近では100円ショップでも見かけるようになりましたね。
私もDHA・EPAや青汁のタブレットなどは飲んだりしています。
このサプリ、薬や漢方のようなものと思ってませんか?
私的にはそんなすごい効果のあるものではなく、ただの食品、極端に言うとお菓子と同じ分類です。
でも、お菓子と違い、うまく付き合えば体に良い効果をもたらすものでもあります。
お菓子とか、極端な言いかたをしましたが、なぜそうなのか説明します。
サプリメントと医薬品の定義
ちょっと硬いですが、定義みたいなものを書きます。
医薬品
●予防や治療を目的とした薬で、有効成分の効果が認められている。
●医薬品・医療機器等法(薬機法)で定められている
サプリメント
●分類は食品
●必要な栄養成分をおぎなうもの、成分が凝縮したもの。
●食品衛生法、健康増進法で定められている。
という感じになります。
サプリは食事で足らない栄養素を補う目的の食品で、病気を治す効果や健康改善の効果・効能を期待するものではありません。
例えば薬とかは、何に効くか、いつ飲むかなど表示してありますよね。
でないといつ飲んでいいか、わからないですから。
でもサプリメントはいつ飲めばいいかなど書いてないはずです。
また何に効くかも、はっきり書いてないものが多いはずです。
ざっくり言うと、薬と違ってお菓子とかと同じ食品だから、用法用量を書けないんです。
薬と同じ感覚で、健康改善のためにサプリを摂ることは間違った考え方になります。
サプリメントは必要ないの?
「薬の代わりにならないし、食品と同じなら必要ないんじゃないの?」と感じる人もいますよね。
確かに、私もどこか体が弱った時のおまじないぐらいにしか考えていなくて、正直必要ないと考えてて、
「病気になれば、病院で薬を処方してもらえばいいし、必要な栄養は食事から意識して摂ればいいと」と、こんな感じでした。
でも、いろいろ調べてきて分かったですが、現代の食事で必要な栄養をすべて摂りきるのはなかなか難しく、特に野菜などの栄養価は激減しているようです。
「ニンジンはビタミンAは65年前の6分の1、ホウレンソウのビタミンCは5分の1、アスパラガスのビタミンB1やカボチャのカルシウムは半分 — 雑誌ターザン2018 No.753参照」
あと、食事が欧米化していて肉が多くなり魚などの摂取も減ってきていて、普段の食事から必要な栄養が摂れなくなってきているのが現実なんです。
そう考えると、「サプリで補うのが一番効率的なんだ」ということがわかりました。
サプリとは程よくつきあう
たしかに現代人は、食事で完璧に栄養を摂取するには難しくなってきているのでサプリなどで補うのが現実的と言えます。
しかし、過度にサプリだけに頼っては逆効果です。
あくまでサプリは補助食品、食事で不足している分を補う感覚で使用すれば良いのですが、一日の栄養をサプリだけで摂ろうとすると逆に大きく栄養が偏ります。
自然な食事には人間に必要な栄養が万遍なく入っているので、限られた栄養素を凝縮したサプリでは補えません。
サプリとは過度に頼らず、程よくつきあっていきましょう。
まとめですが、サプリは薬とは違います。またお菓子とも違います。
(薬は体を治すもの、お菓子は食べたい要求を満たすもの)
サプリは足らない栄養を補う現代食みたいなものでしょうか。
知識をもって、うまく付き合えれば体に良い効果をもたらしますので、生活習慣や食生活の見直しながら、それに合わせて摂取してください。